バ先薬局のブログ

虹プロジェクト2の話をします

ソケンはなぜ「奇跡」と呼ばれたのか

出会えてよかったNo. 1でお馴染み、ソケンちゃん。

 

 

 

「虹の奇跡」「ビリの逆襲」と、パークオリジナルのキャッチコピーを付けまくられ、なぜそんなにパークがソケンにだけニッコニコで日本語コピーライターとしての腕を奮いたくなるのか、はじめは「一番下手」とまで言われていた彼が、なぜ今誰よりも絶好調なのか、一緒に考えよう。

 

 

 

 

 

蘇 健(ケン)

東京都出身

地域予選時は15歳 現在17歳の高校2年生

地域予選保留の後、合格

 

 

 

 

 

まずこの話絶対したかったんだけど、ソケンちゃんってよく「シーズン1のマユカみたい」と言われがちじゃないですか?もっと言うと、「男版マユカ」「マユカっぽい演出にしようとしている」という意見を結構目にするんだけど、あの、ちょっと、いいですか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全然違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全然別物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚詐欺と銀行強盗くらい別モン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、たしかに「保留合格で最初注目されてなかったのに、日本合宿のチームミッションで開花した」という点においては、わかります。でもこの前後は全然違う。マユカにはマユカのストーリー、ソケンちゃんにはソケンちゃんのストーリーがガッツリ別モンとして存在する。

 

わかった、じゃあ、マユカを簡潔に振り返る。

 

マユカは日本合宿でのボーカル・ダンス・スター性で、決して下手ではないものの目立つことができなかったが、ラストのチームミッション「DALLA DALLA」で覚醒し、キューブを一気にぶん取り韓国行き決定。しかしその後韓国編1st、2ndミッション共に指摘が続くが、ファイナル行きを懸けた3rdの「heartbeat」で2度目の覚醒を見せ、ファイナル行き決定となる。いわば、

 

『ラストチャンスで爆発する』

 

んだよね。溜めて溜めて、そろそろくるか……いくか……?というタイミングを絶対外さずにチャンスを掴む。ありがとう、私はマユカの前髪なし+巻き下ろしヘアをもう一度見たくて生きています。

 

 

 

ソケンちゃんは、日本合宿ダンス審査でまずはっきり「参加者の中で1番下手」って言われちゃう。ボーカル審査でも順位は下から数えた方が早い。ただ、スター性審査で「こいつ・・・・・・・もしかしたら"やる"男かも・・・・・・」という、才能の一縷の光を我々に残し、そいでもうこの時点でちょっとパークはニヤついてんだよね。

そしてまんまとラストのチームミッションで、エグい吸収力と元々の表現力でパークに満点大笑いを出させ、「奇跡」として韓国行き。

 

韓国編1stミッションではなんと3位、そっからもう止まらん止まらん、2stでも5位、3rdでもあの鬼メンツに余裕で馴染み、「最高」という評価が出される。ソケンちゃんは

 

『マッハ級の成長をロケットスピードで駆け抜ける』

 

溜めて溜めて……とかじゃない。なんか、こっちがスマホとかいじってる間にもう見えないところまで進んでる。「伸びている」過程が目視できない。なんか知らない間にスゲー上手くなってて、知らない間にスゲー高評価されてる。

 

 

↑いやもう、だからマユカとソケンは全然違う。それぞれに、それぞれのエグすぎエピソードがある。それぞれに良さがある。男版、女版とかでは語れない。これをマジでずっと思ってた。

 

 

 

 

[Nizi Project Season 2] Part 2 - 1st Stage / ケン(KEN) ♬HANDS UP - YouTube

 

 

そしてソケンちゃんはボーカルが良〜〜〜〜〜。虹プロ2を1秒も見てない友人に、韓国個人ミッションの動画を全員分見せた時にその友人が「この子歌上手い。この子の声が1番好き。」と指差したのがソケンだった。良い意味で虹プロ2のバックグラウンドを何も知らない人間がフラットに選んだ良き声が、ソケン。わかる。私はソケンちゃんにbacknumber を全曲カバーして欲しいし、今冬はofficial髭男dismの「subtitle」歌ってほしい。そういう類の声をしている。

 

 

 

 

そろそろじゃあソケンちゃんの「奇跡」の話をしようじゃないか。

 

ソケンちゃんって、彼自身はとてもナチュラルな男の子で、親しみやすくて愛らしいのに、「オーディション生」として見ると、非常に輪郭を捉えづらいミステリアスさがある。

 

 

個人ミッションの時、トモヤくんに励まされ一緒に踊ったことで気持ちが明るくなり、本番ではめちゃくちゃナチュラルで軽やかなパフォーマンスをしたわけだけど、よく考えてよ。数ヶ月前までラケットと床履き振り回してた子が、韓国来て、1ヶ月ちょっとレッスン受けて、モヤと楽しく踊って気持ちが回復しただけで、あんなに上手くなるか?

 

 

ソケンちゃんは、本当に知らない間に上手くなっていて、知らない間にブラッシュアップしている。その過程が全くこちらにはわからない。ゾッとするほど。

 

 

 

[Nizi Project Season 2] Part 2 - 2nd Stage / 三色団子ヒーローズ ♬Comeback When You Hear This Song - YouTube

 

2rdミッションでの伝説セリフ歌詞「ごめん、そして愛してる」。これもすげ〜〜〜〜よ本当にすげ〜〜〜〜〜。やってるなこいつという違和感や練習した感が一切ない。マジで私ソケンに愛されてるのかと思った。顔も声のニュアンスも、なんであんなにナチュラルなんだろうか。カメラ何台も構えてて、パークが見てて、チームの勝敗かかってるステージで、なんであんな自然に、ガチで好きな女口説いてるみたいな雰囲気を出せるのだろうか。

本気でドキッとしたからマジでやめて。私ソケンのことは友達の弟みたいな目線で見てるから、急に男出されると血圧上がっちゃう。

 

 

 

 

 

 

そしてこれをも超える衝撃だったのは3rdミッションの「heartbeat」で、終盤に富安くんとハルが大技のアクロバットを披露した直後、セイタくんとソケンもクルッと左右にアクロバットをするシーンがある。

本編にその練習風景があって、ソケンがアクロバットにチャレンジするんだけど、へっぴり腰で「キャ〜〜〜↑↑!こわい〜〜〜笑」って言ってる。その時点では全然アクロバットなんかに見えなくて、彼自身も「こわいよお(><)」みたいな態度でいる。←かわいい

 

それなのに本番のステージでは、もう本当に凄くて。セイタくんと全く同じタイミングで綺麗に、元々アクロバットできる人みたいに、完璧に飛んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

怖いよ、ソケンちゃん。

 

 

 

 

 

 

いや何度も練習したんだろうけど、それにしたって上手すぎて、練習風景の時の「こわい(><)」と全然違いすぎて。いや怖いのはアンタだって。ソケンって2人いる?2人いてくれた方がスムーズに辻褄が合う。

 

 

 

 

我々は言語化できない衝撃や見たことなかったことに出会った瞬間を奇跡って呼んじゃうんだけど(RADWIMPSの歌詞ではありません)、すなわち自分の経験値や知能では語れないから、「奇跡」っていう曖昧すぎる楽な言葉を使わざるを得ない。だからパークも実況で「ソケンのような子はこの30年間で見たことない」と言っていた。そんな前例がないソケンという子について「奇跡」という言葉で呼ぶ他なかったのだろう。

 

実在する人間のことを「奇跡」と呼ぶことって正直良いのか悪いのかわからなくないですか?ヘレン・ケラーじゃあるまいし「いや奇跡も何も俺はめっちゃ努力して頑張ってるし超実在人物なんですけど。ツチノコみたいな言い方しないでください。」って感じだと思うんだけど、なにしろ成長がロケットスピードすぎて。さらにソケンのぽんわかさが彼のバカデカ情熱と努力を隠しちゃうから、奇跡と呼ばれたり、はたまたいじわるな人から勘違いをされがちなのだと思う。

 

 

 

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ソケンちゃん、ガチでどんな男になっちまうのか予測不能なので、本当によろしくお願いします。