応募総数約10000人越えのJYP・ソニーミュージックアーティスツ共同企画、虹プロジェクトシーズン2。
東京合宿で20人、韓国合宿で12人、ファイナリスト9人、そしてデビューメンバー7人。
数字で見るだけで目が回りそうな奇跡と残酷さだが、2023年夏から師走までの長期間で約2年間のオーディションをじっくり放送していただき、2023年下半期の私の体力と感情全てを虹プロ2に捧げました。視聴は楽しいだけでなくガチで落ち込んだ回もあったし、感情移入して辛くて都営線でボロボロ泣いたりしました、2回も。
そして2023年12月15日、デビューメンバー決定。私の好きな男2人がどちらもデビューするっていうありえん奇跡を目の当たりにして完全に体調を崩して２日間チョコパイかじることしかできないくらい食欲無くしたし、落ちてしまった子に思いを馳せて枕濡らしたりもしました。そして、デビューメンバー発表から３日後、18日、NEXZのプレデビュー曲『Miracle』のミュージックビデオが公開されました。
初回放送の時は皆本当にただの中高生で、右も左もわからない子、すでに練習生で、先の見えない夢のためにがむしゃらに頑張っている子、いろんな参加者がいました。でもどの子も見た目は皆まだ全然マジで子どもで、ピラメキーノ知らない世代で、携帯電話はiPhoneしか知らないような俗に言う「Z世代」で、そんなピチピチ赤ちゃんたちが約2年の時を経て、ついに、アイドルになったんです＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
しんじゃう
はじめてのPVだしなんならまだプレデビューだから、「アイドルみたいだね♪がんばれがんばれ♪」みたいなノリで見る気だったのに全然KILLされました。あまりにも𝑺𝑼𝑷𝑬𝑹 𝑲𝑷𝑶𝑷 𝑰𝑫𝑶𝑳＿＿＿＿＿＿＿。信じられないくらいかっこいいよみんなどうしたの何があったの。
オレンジ、広場、夕日、なんか死ぬほど広い大地、サイコロ、ルーレット………新人アイドルが背負っていい大きさではない莫大な思想を感じるPVの中で全然浮かない7人。そもそもティザーの段階でカジノ的なルーレットを7人が囲んでいるシーンのサムネ見た時点で大きな声が出たし。あんなん、なんぼあってもいい。「良い思想の波がJYPにきている」と感じられました。
まず最初、さっきも言ったけどルーレットを七人で囲んで、覗き込む、みたいなカット。「演技してる泣泣泣泣泣泣ミュージック・ビデオの演技してる泣泣泣泣泣」と泣き崩れました。多分虹プロ2見てない人からしたら何で泣くねんって感じだと思うんですけど、こちらとしてはあの子達がただの名も無き中高生の頃から見てるんだよね。すっぴんでゼッケン付けてさ、パークにボコられて泣いたりさ、部屋でおやつ食べたり、練習室にこもって円になって悩んだり、汗だくの練習着で寝っ転がったり、そういう部分しか知らなかったから、そんな子供たちがルーレット囲んで小芝居みたいなのしてたらそんなん涙しか出ません。だってそんなんもう、アイドル過ぎる。
てかまず曲が良過ぎて泣けるし。虹プロ2ファイナルステージで初めて聴いた時から結構好みだったんだけど、あの音源からやはり改良されていてさらに音に深みが出ていた。
ただ正直、もうトモヤの「僕らの関係incredible」から脳死になって全然ちゃんと冷静に聴けてない。低めに見積もって60回は再生したけど毎回まともに聴けてない。私は狂人になってしまったから。
しかもサビ直前の富安くんのパート
今でもI can't believe
いやそれはこっちのセリフですよと。私こそ今でもI can't believeだよ。パークに怒られてホテル帰宅してじゃがりこ平らげた後自撮りしながら明日のボーカル審査のこと考えてメソメソしてた富安くんが、あんなドアップ美ジュアルでサイコロみたいなのスローで落としていて。芸能人じゃん。アイドルがMVでよくやるやつじゃん。正直このシーンだけでブログ書けるくらいなんですよ。
そしてこの曲1番のサビ、パート担当はなんとソケンちゃん…………あんた、本当に凄いよ。
1番のサビっていうのはメディアでの切り抜きで1番使われる部分だからほぼその楽曲の顔と言っても過言ではないし、その楽曲を知らない人からしたら1番のサビ＝その曲の全て、くらいの認識だから、プロデューサー的にはめちゃくちゃ大事にしたいとこだと思うんだけど、そこを、アンタ、ソケンちゃんが…………（号泣）
で、そのままサビ引き継ぐのがトモヤなんだけど
Every night 願うよ
今夜こそ君とここにいたいから
もうこのパート一生聴いていたい。本当にとんでもなく良い声。私が年老いて、最期の病室で何か聞けるとしたら私は家族からの一言よりもこのトモヤのパート選ぶし看護師さんにYouTubeで流してもらう。しかも歌詞ッッッッッ！「Every night」「今夜こそ」エブリデイでも今日でもない、夜。夜なんです。なんで？！？！！？！！？！？！？！？！？！！？！？！？！？？！？恋の、話？
この曲、歌詞に注目すると他にも
全て乗り越えた後
君に伝えよう I love you
夢の世界 覚めたくない
Shine so high
途切れない想いを one more time
ってなんかずっとディズニーみたいな恋をやってる。jyparkがいうには「ファンとNEXZがやっと会えた」ということを書いたらしいけどロマンチックすぎて焦っちゃうよ。平均年齢16.8歳の子が今夜君とここにいたいとか言わないで。一緒にいて捕まるのこっちだから。
そして1番終わりの1:23、ユウキくんが粉雪的なのを手に乗せてふ〜ってやるスーパーユウキファンサシーン。←ユウキのかわい子ちゃんショットを絶対MVに入れたいというユウキ担のJYP権力者の意志を強く感じました。だってあそこ以外にあの粉雪的なの使用するシーンないもん。あれはもう完全にただ単純にユウキの可愛いやつ全世界に見せたかっただけだろ。ていうかまず衣装がユウキの全てをわかっている人間が手配したであろう、真っ白ふわふわトップスに黒ベスト、腰にスカーフぶら下げっていうもうお手上げスタイル。しかも腹チラするようにトップスはパンツにインさせないというスタイリストの強欲さ。
スタイリングに関しては富安くんにも言及せざるを得ない。皆冬使用の衣装で、全員暖かそうなトップスに上着を羽織っているのに富安くんだけピチピチのうっすいトップス1枚。ゴールデンウィーク初日くらいでやっと着れるくらいの薄さ。どう考えても冬は無理。でも富安にどうしてもあれを着て欲しかったスタイリストさん、気持ちが痛いほどわかるよ。富安くんの鬼肩幅と顔面の絵画的美貌を最大限引き立たせる最高の薄さ。富安くん風邪だけはひかないで。
話が脱線しましたが、2番のサビパートはハル。「はるの声だ〜〜〜泣泣」って安心するほどハルの声。で、ここの2番は1番に比べて皆笑顔のシーンが多くて、ヤバかった。トモヤとかめっちゃ笑ってた。もうずっと笑っててくれ。君らの笑顔しか見たいものなんてない。そうして皆の微笑みに感涙していたらサビ終わり、急にラップ始まる。で、ここのラップヤバい。
ラップ入り、ユウヒさんなんですが完全に
茶髪やんちゃマンネラッパーだった。←これ嫌いな人いたら逆に教えてほしい。
もうここのユウヒさんサビと同じくらいの存在感ある。セイタさんとハルをバックに置いてゴリゴリ踊るしスゲエ男の声出す。「アッキンダ♪」っつってたユウヒちゃんどこ行ったの。もうとにかくありえないカッコよさ。人を寄せ付けないチャラさ。でも表情から伺えるマンネらしい茶目っ気のある余裕さ。もう一人勝ちしようとしている。ていうかあの声を16歳が出しちゃってるのあきらかに法の抜け穴。ダメに決まってる。
で、ここでラップがセイタさんに引き継がれるんですが、セイタ、NEXZの隠し玉。
「まってこんな凄い子いんの？」って私が初見ならあそこで絶対一時停止をする。AIと戦わせられる全身造形美と眼力。で、結構すぐラスサビ入っちゃうから「エッ、まって、今の子もう終わり？エッちょっと巻き戻す巻き戻す」ってなる最高に絶妙な尺の短さ。セイタ世界に見つかれ。
でもうラスサビに言葉なんていらない。ひたすら泣きながら拍手です。ありがとうNEXZ、ありがとう虹プロジェクト2、ありがとうjypark、ありがとうソニーミュージックアーティスツ。「アイドルになりたい」というそれだけの気持ちで集まった男の子たちがこんなところまで昇り詰めてきてしまった。公開から24時間すら経っていないのに既に再生回数は200万回越え。Korean verの方にも沢山海外の人からのコメントがついている。NEXZ、どこまでも、ゆけ。私は気抜いたらうっかり1億回再生してしまいそうなので、いっそ皆も1人ずつ1億回再生してください。
