私は高校時代とんでもない根暗で、どう根暗かっていうと、毎日誰とも喋らず教室の隅の机に突っ伏して寝たふりをしながらひたすら妄想をしていて、どんな妄想かっていうと「もし私が最強だったら」っていうヤベーやつだ。
「私はめちゃくちゃ才能があって、天才で、ある日なんかめっちゃ凄い人に見つかって、『こんな天才、どこにいたんだ・・・?』とか言われて、学校の皆にも一目置かれてて、でも私は全然そんなこと興味なくて、群れたりしないし、孤高で、でもサラッとめっちゃ凄いことして世間を驚かせて………」←いやこれ10代全員が一度は通る妄想ネタだよね?
そしてこんな俺らの若き日の、教室の隅でしていたあの妄想の中の「主人公」が、虹プロ2に伊藤瑛史という男が現れたことによって「現実の存在」となる。
伊藤瑛史(エイジ)
愛知県出身
地域予選時は14歳 現在16歳の高校1年生
ダンス歴10年
地域予選見た時笑っちゃったよね。「ああ、この子全ての10代の若者の夢やん。夢、いるやん。」って。これ私が今20代女性だから笑って観れていたけど中2男子だったら嫉妬で歯軋り止まらず奥歯粉砕していた。だって、あの何の変哲も無さそうな子が、音楽が鳴った途端人が変わって、開始1秒でパークがもう「こいつや・・・・・・俺が探してたのは・・・・・」みたいな顔するし。「ソリクン」のサビのところでパークが頬杖ついて笑うの、もう『ガラスの仮面』第1巻で月影先生が初めて北島マヤに出会った時だったし。
地域予選でも、わんさかJYP練習生がいる中で、しかもマンネラインの15歳なのに、ダンス審査1位を取っちゃう。でもなんて事ない顔してる。休憩中もあまり群れずに静かに座っている。あまりにも少年漫画の天才少年。もうマンガの話してるのか虹プロの話してるのか今わかんないよ。
私、エイジさんの舞台で1番好きなのが「神メニュー」で、なんでかというと、「神メニュー」のエイジさん、ものすごく"アイドル"なんだよね。
こんだけ孤高の天才少年みたいな風情だったのに、舞台立って踊る姿が、めちゃくちゃアイドルだった。ダンスも、身振りも、独りよがりじゃなくて、「キャ〜!!」ってはしゃがせてくれるアイドル性があった。地域予選で口にしていた「アイドルなりたい!って思って」が、本気だったんだって、なって、なんか、すごく嬉しかったです。
そんな「孤高・天才・アイドル・ミステリアスそっち方面全部やれます」なエイジさんは日本合宿最終4位通過で韓国に旅立つわけだが、日本でこれだけ黒船だったのだから、韓国ではどうなってしまうんだろう…とうとう手の届かない男になるんだね……
?
なんだ!!!!どうしたんだエイジ!!!!!!!!!!!!!
エイジが、韓国で赤子になっていた。
歳上のメンバー達にイジられ、ご飯を作ってもらい、甘やかされ、完全に赤ん坊になっていた。
スター性テストでcreepy nutsをボイパでカバーしていた男が、ぽんやりふわふわにこにこゆるゆるらぶりーに、なっていた。
すげ〜〜〜〜〜。エイジって本当にオタクを"わかってる"。オタクが喜ぶことは全部やる。身長もミリ単位で教えてくれるし好きな食べ物も複数提示してくれるしマンネっぽくない子が「マンネです笑」って言う美味しさ知ってるしさらっと「バスケやってたんで」ってバスケ部だったことも教えてくれる。裏でオタクが操ってないなら本当にすごい男。
で、なんか急にエイジの「良いな」って思ったステージの話するんだけど
[Nizi Project Season 2] Part 2 - 1st Stage / エイジ(EIJI) ♬How to Run From the Sun - YouTube
個人ミッションでやったピの曲。これがすっっごく君に合ってた。エイジってダンスがレベチだから、ゴリゴリ踊るオスっぽい選曲をされがちなんだけど、このピの曲の、儚くて独りよがりで他人を寄せ付けない感じのメランコリーな繊細さが、あの、俺らが初めてエイジに出会ったあの感じを彷彿とさせられ、スゥ〜…………………………………ってなる。
おれはよお、ピのことはよく知らねえけどさ、パークが地域予選の時「初めてRainに会った時のよう」って言ったことがなんとなくわかった。
でさ〜!!!!!この曲ゴリゴリの失恋ナンバーなんだよね。ひたすらバカみたいに未練タラタラな歌詞なんだけど、特に
『別れても一緒に生きていくような気がする』
っていう一節が超好きで、で、これをエイジが歌ってんのがさ、
クゥ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エイジにもっとでろでろに冷たく儚い失恋ソング歌わせてくれ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!